【ふるよに】起源戦デッキ解説:扇騎概論【トコヨ・サリヤ】
みなさんこんにちは、minoriです。先日の起源戦参戦記で申し上げた通り、扇騎の記事書きます。このデッキは先行研究が極めて少ないうえ、S6-2の更新に追従できる記事が見つかりませんでした。よって研究の新規性が生まれたため書きます。
1 トコヨ・サリヤ総論
(1)トコヨ・サリヤって?
境地梳流しをループさせながら晴舞台とWaving-Edge(以下WE)でライフを削り、久遠の花で蓋をすることを目指します。もしくは、Julia's Blackbox(以下黒箱)からヤクシャへと変形し、Alpha-Edge(以下、AE)と併せてライフを取るヤクシャ構築を裏択として持ちます。
(2)扇騎の強み
2柱とも大技に対するレスポンスを多く持つことが強みです。起源戦環境でいうならば月影落やゆらりびのケアは極めて得意です。
また、中距離相手へのクロックは極めて強く、基本的に梳流しが通ればそれだけで有利がつきます。要返しによる再構成遅延により、じわじわとライフリードを広げていけます。S6ー2の晴舞台改訂で特に変わった点としては、トコヨがサリヤを返しやすくなった点が挙げられます。委縮に対して耐性を獲得したため、中距離メガミ+サリヤのような組み合わせに対しては、十分抵抗できるようになりました。
(3)扇騎の弱み
逆に、梳ループを止められると打点が出ず、苦戦する対面が多いです。完全論破と反論引用を持つシンラは非常にしんどく、棹穿ちを持つ棹も無窮梳が通らず、面倒な相手です。
また、大きなライフダメージを貰った場合にまくる手段がないため、居合や遠心撃など、マストカウンターを絶対にライフに通さないよう決闘中常に気を配る必要があります。
2 トコヨ・サリヤ各論
(1)無窮梳ループ型
【適応】無窮梳流しが通る敵全般(刀、傘、忍、衣など)
【通常札】梳流し 雅打ち 詩舞 要返し BS WE 晴舞台
【切り札】久遠の花 無窮の風 Omega-Burst
扇騎の最強構築。久遠、オメガ、詩舞、雅で守りを固め刀傘や刀忍をぼっこぼこにします。1巡できっちり2~3点ライフを取っていく構築です。
衣対面の場合は晴舞台を抜きShield-Chargeを採用すると有効な場面が多いです。ぶっぱで当たればよし、魚吊りで避けられても相手も0間合いでやることがないので、離脱を強いれるので2リソ吐かせてOKと考えます。
(2)WE黒箱型
【適応】無窮梳流しが通らない近中距離デッキ(棹など)
【通常札】WE BS Roaring 雅打ち 詩舞 要返し 晴舞台
【切り札】Julia's Blackbox Alpha-Edge 久遠の花
梳流しが通らない対面で使う構築です。あんまり強くないですが、騎動晴舞台が偉いので中距離の棹X対面ではそこそこ仕事をします。また毒対面のような後退札を抱えにくい対面でも使えます。
(3)サリヤスペシャル型
【適応】レンジロック軸(ヒミカ、メグミ)、シンラ、ライラ
【通常札】Steam-Cannon Roaring Turbo-Switch BS 雅打ち 梳流し 晴舞台
【切り札】Julia's Blackbox Alpha-Edge Omega-Burst
いわゆるサリスぺ(ロアリング2前進スチカンターボ黒箱ヤクシャ変形)の動きをオーバーライドした構築で、主にレンジロック相手でWEが振れない場合、ライラに対し1巡目に満足な攻撃をさせない場合、シンラを敵に回さざるを得ない場合に用います。