ミノリの盤上遊戯録

ボードゲームあそびます。

【ふるよに】デッキ解説:後の先こそ技の極み【薙騎】

みなさんこんにちは~。起源戦で決勝卓に初めて行けたので気持ちが舞い上がっているminoriです。舞い上がりすぎて舞風になったわね…

 

そんなわけで、刀薙騎について記事を書くと約束したわけですが、刀薙と刀騎は僕よりはるかにつえーふるよに星のやべーやつら先輩たちが記事を書いてくれているので、僕が書くことはそんなにありません。しかし薙騎、それも八相改訂後の薙騎について取り扱っている記事はそんなになかったので、僕の研究成果を残すことに一定の価値がありそうですね(ニッチ産業的思考)

前回大会までに研究していた薙騎について、僕が得ている知見を公開処刑します。

 

【ふるよに】後の先こそ技の極み【薙騎】

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デッキコンセプト

ヤクシャでBeta-Edgeを絡めるビートダウン、ガルーダから律動孤戟AEを合わせるワンショット、ガルーダでDelta-Wingを利用したレンジロック、ナーガによるフレアロックなど試合中に選択できる択が多く、ブラックボックス後出しじゃんけんが極めて優秀。スチカン打ってオーラならヤクシャ、ライフならナーガなどが典型。

また構築段階での攻撃力・防御力の割り振りが柔軟であり、共鳴共振を採用してリーサル火力を上げることや、オメガバースト+ターボスイッチを採用して防御を固めることも比較的簡単であり、自由枠を絞り込まれない強みがある。

弱点としてはシルチャー・スチカンを採用しない限り通常札打点が細いため、打点の低さを咎められると厳しい。とはいえ薙斬りとWEをしっかりライフに入れ、石突かBSをライフに通す意識を持つとサイネ札の関係上ライフ受けが安定しがちなので、それほど悪くはない。ヤクシャ型、ガルーダ型どちらも5/7火力のリーサルが出るため、相手の対応からどこが確定リーサル線か判断する必要がある。

 

(1)ビート軸テンプレ

八方 薙 石突 BS WE X Y

律動 箱 Z

(XYZ=自由枠)

僕がとりあえず薙騎で採用している構築です。

起源戦環境だとロアリングが準確定+自由枠にスチカン(ターボスイッチ)無音壁、切り札はアルファエッジ(音無砕氷)が丸い事が多いです。

律動打てなくなるので音無は基本1回までしか使わないようにしましょう。

薙騎のこの構築は比較的燃料プランが柔軟であり、道中でスチカンをぶっ放しても、ロアリングで適当に燃料を焼いてもだいたい何とかなるように組んでます。ただし、燃料1だとロアリングが腐るので、燃料1だけは避ける、もしくは焼き切れるように準備しておくとよいでしょう。

サイネは基本的に5間合いから近距離メガミに対して先制できることが強みです。そのため、相手との1巡目の折衝に勝ちたいがためにロアリング2焼きを使います。それとBS+WEで3個焼けるので、1巡目の終わりには箱を開ける準備が整うわけです。無論、ロアリングを使わなくて済んだ場合は1巡目の終わりに燃料が2個余るので、スチカンやロアリングをぶっ放すなりBSWEを叩くなりして焼き切ります。

箱明けのデッドラインは2巡目終わりまでです。箱を開けるのが終盤になると、箱の1手パスは相手からのリーサルに直結します。僕は基本的に1巡目のカードを振り切って再構成のタイミングでフレアを沸かせてブラックボックスか、1巡目ロア+BSを入れて、WEを持ち越して2巡目序盤で振ってからブラックボックスという手順をよく使います。うまい人は箱明けの隙を咎めてくるので、空けられなくなる前にさっさと開けてしまった方がよいです。

そして薙騎の構築が素晴らしいのは、ブラックボックスのどの3択も強いことにつきます。

①ヤクシャ:安定択。迷ったらヤクシャ。サイネの微妙に足りない火力、リーサル時の後退リソースを2/1打ちながら湧かせてくれる、かゆいところに手が届くBeta-Edgeは最強。

②ガルーダ:手札が0からでも次のターン強引にリーサルを構えに行ける偉い札、リーサルターンに倒しきれなくてもライフリード取ってからDelta-Wingで引きこもって勝てたりするので、サイネの連撃力を高めてくれる偉いやつ。とはいえ盤面に影響を及ぼす札ではない

③ナーガ:扱いが難しいが、スチカンをライフに通した時に打てると気持ちよくなるやつ。だいたいナーガを撃つときはヤクシャでいい場合が多いが、基本的に3~4点のライフリードがある場合かつ相手を詰ませにいける場合に使う。一応オメガバーストと裏択になっていて相手に切り札使用を要求するという立派な役目があるので、バカにしてはいけない(使うとはいってない)

 

 

(2)ガルーダレンジロック

八方振り 薙斬り 石突 BS WE 消音晶 ロアリング

黒箱 律動 オメガ

ネットで拾ってきた構築ですが、元記事がどこかへ消えてしまったので残します。

ライフリードを取ってガルーダから引きこもる戦いで、主に相手の攻撃が4間合いより近いものに集中している場合に使います。相手が甘えてオーラ受けした場合は律動からリーサルが狙えるくらい火力が高いのも強みです。ガルーダハンド7枚からは普通に両受け5/7の火力が出るので、余裕ぶっこくとレンジロック行く前に倒せたりします。

①1巡目

ロア2焼き+5間合いからBS後退

②2巡目

WE前進→箱明けてガルーダ

③ガルーダ開けたターン

薙WE当ててライフリードが取れたらデルタウィング。(律動の圧があるのでだいたいライフに入る)7間合いより遠くへ引きこもる

④リーサルまで

相手ライフ3~4点に落ちるまでレンジロック待機

⑤リーサル

八方や薙がオーラに入ったら律動、ライフに入ったらデルタウィングを繰り返す。相手の切り札はオメガバーストで止めるため、変に燃料を焼き戻さないように。