ミノリの盤上遊戯録

ボードゲームあそびます。

【 WINGSPAN】300戦越えガチ()勢による攻略解説②:目標カード編

前回の続きです。

 

鳥飼いのみなさんおこんつわ。ウィングスパンにはまった結果鳥の描き方の本を購入してしまったミノリです。

前回、ウイングスパンで勝つにはとにかく強い鳥を叩きつけようね!と話したばかりですが、そこで問題です。それでは強い鳥とは具体的にどんな鳥でしょうか?

 

…はい。フタオビチドリとかワタリガラスって答えたそこの貴方、正解です。ウィングスパンをそこそこ遊んでますね。こいつらは強すぎて公式でBANが推奨されているくらい強いです。Discordの海外勢の調査によると禁止鳥を初手で引いた場合の勝率は約90%になるそうです。ぶっ壊れもいいとこですね。そんなわけで以降は公式推奨ルールのOP鳥排除のレギュレーションの話で進めていきます。

 

〇鳥の前に・目標カードの強さについて

このゲームでは目標カードというものが配られ、2枚から1枚をピックして開始します。そしてこの目標カード、強さのばらつきが鳥より激しいうえゲーム展開を左右することになるので、まずどのような目標カードをピックすればいいのかを解説します。

 

目標カードとしてピックしたいのは、

①手数をかけず安定して高得点が出せるもの

②ラウンド3、4の終盤目標に絡んで出しやすいもの

③鳥カード1枚につき2点程度が期待できるものでかつ出しやすいもの(オススメ)

になります。

①に該当するものは、環境活動家(ECOLOGIST)繁殖家(OOLOGIST)になります。この2枚はほぼ0手で6点に結びつくため、いつでもピックしたい札です。これらは鳥カードの選択にほぼ制限がかかりません。しいて言えば6点という比較的低めな点数がネックですが、それでも安定性という点で高得点獲得に寄与します。

②はゲームによって異なりますが、森林官(FORESTER)や湿地研究者(WETLAND SCIENTIST)など、横列を参照するカードが強いです。(平原の管理人PRAIRIE MANAGERは2枚3点と割り切ればそこそこ)ほかには、巣の形状を参照するものが打ちやすくなります。最初のピックでかみ合えば狙ってみましょう。

③に該当するのは、ブドウ栽培家(VITICUTURALIST)、雑食の専門家(OMNIVORE EXPERT)などがあります。果実、魚を参照する4枚7点や、鳥カード1枚2点を出せる鳥は打点の上乗せとして考えれば相当強力です。0点になりづらいのも強い。ブドウ栽培家はホシワキアカトウヒチョウやウタスズメなど序盤に打てる鳥かつ青虫や麦で展開できる鳥に点数が乗るため強いカードの一つです。漁業管理者(FISHERY MANAGER)や食物網の専門家(FOOD WEB EXPERT)も、クラークカイツブリやウィルソンタシギといった1枚5点を取る鳥が1コス7点という破格の効率になるので、該当する鳥がいればぜひとも取りたいカードです。捕食者を参照する鷹匠(FALCONER)はだいたい該当する鳥の素点が高めなうえ、小動物専門家(RODENTROGIST)と複合するとかなり点数が伸びます。

 

逆にピックを避けるべきカードは以下の通りです。

・繁殖管理者(BREEDING MANAGER)

→さすがに1鳥1点は弱い。かつ4個卵乗る鳥がそんなにいない。どんなに頑張っても3点程度しか取れないので、できれば取りたくないカード。

・ウイングスパンを参照するカード(スズメ目の専門家、大型鳥の専門家)

→完全に運ゲー。鳥の大きさまで厳選する余裕はない。取らざるをえない場合はスズメ目の専門家の方が数を打ちやすく点数になりやすいのでそちらを推奨。

・鳥の餌やり係(BIRD FEEDER

→いくら参照できる鳥が多いとはいえ5鳥3点はさすがに弱い。麦のやりくりが厳しくなり非効率。餌を参照する系のカードでは最弱と思ってる。

・裏庭の鳥類愛好家(BACKYARD BIRDER)

高得点の鳥にボーナスが乗らないため弱い。とはいえ初動に強い能力の鳥を2、3羽拾えているならそれらに上乗せするという意味でピックするのはあり

・先見の明がある指導者(VISIONARY LEARDER)

目標カードで最弱。そもそも手札を5枚余らせるのが難しいうえに、餌や群れの能力で余った札はより高い効率で得点化できるためマジで要らない。こいつに先見の明なんてねえよ!(数敗)

目標カードはこのゲームで最も大きな運要素になります。20点以上出せるときもあれば、4枚引いて3点しか出ないという台パン案件もあります。なので、目標カードは安定して達成しやすいものを優先的にピックし、もしくは高得点を狙えるカードを取ることによって、得点の下振れを抑えながら平均値を上げていくのがよいでしょう。

 

目標カードは2枚(欧州拡張だと3枚のもありますが)しか引けないので、事故るときは事故ります。つらいですね。そういった弱い目標カードを引いてしまった場合は無理に目標達成を狙わず、ラウンド目標や鳥の打点を伸ばすプランで戦った方がいいです。達成できなかったとて減点はありませんから、弱い目標とは付き合ってはいけません。

 

目標カードについてはこんなところでございます。

結論:目標カードは安定性と最高得点重視!カス札と心中するな!

ってな感じですね。思いのほか長くなったので、鳥カードは次回に回しましょう。

 

それでは、よき鳥飼いライフを。